国道106号宮古盛岡横断道路与部沢橋P1橋脚工事
【発注者】国土交通省岩手河川国道事務所
【元請業者】清水建設株式会社
【一次業者】ヒロセ株式会社
【工事種別】鋼矢板工事
【工法】吊り下げ式PROPS工法(鋼管連行型ダウンザホール先行削孔砂置換鋼矢板Ⅲ型バイブロ打設)
【現場の特徴・課題】
- 鋼矢板の打設箇所が、作業構台から約15m下の位置にある
- 鋼矢板を打設する地盤の支持層は中硬岩であるが、上部に崩壊層となる河床砂礫がある
- 作業構台の最大積載荷重200t、幅員10mという制約がある
- 東日本大震災の復興事業が数多く発注されている中で、大型クローラクレーンの調達が困難な状況にある ・渇水期施工という制約の中での施工のため工程が厳しい
【対応策】
- 吊り下げ式のPROPS工法を採用(河床砂礫の崩壊をケーシングにより防止しつつ、中硬岩層を確実に削孔
- 200tクローラクレーンを愛知県大府市から岩手県宮古市の現場へ陸送
- 吊り下げたモーターから地上へアンカーを設置し、回転止めとした。
- 導材上に箱定規を設置・固定して、振れ止めとした
- 昼夜施工とすることで、工程を確保した