虎ノ門・麻布台地区市街地再開発工事

吊り下げ式アースオーガ工法

【発注者】森ビル株式会社

【元請業者】清水建設株式会社

【一次業者】ジェコス株式会社

【工事種別】構台杭工事

【工法】吊り下げ式アースオーガ工法(プレボーリング埋込み杭H-400×400)

【現場の特徴・課題】

  • 構台杭の打設箇所が、施工基面から最大で5m高い位置にある
  • 打設箇所前面まで寄り付けず、作業半径が最大12m必要
  • 構台杭の最大長が26.5mと比較的長い
  • 現場が住宅街に面しており、騒音・振動に配慮する必要がある
  • 搬入路の幅が狭い

【対応策】

  • リーダー式のアースオーガ工法が採用できない→吊り下げ式のアースオーガ工法を採用
  • 吊り荷重、作業半径ともに大きい→150tクローラクレーンを使用
  • 作業用足場を兼用している導材に箱定規を設置し、振れ止めとして利用した
  • オーガモーターにケリーバーを溶接接合し、ケーシングにストッパーを溶接接合しておくことで回転止めとした
  • 騒音・振動対策→杭建込み時にゼロ起動バイブロを使用し、18:00までに建込み作業を完了させた
  • 搬入路が狭い→運送会社と一緒に事前調査を2回行い、舵切り仕様の低床トレーラーでクローラクレーンを搬入した